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2011年12月 8日 (木)

AFマイクロアジャストにトライ

一眼レフに代表されるレンズ交換式カメラ固有の問題としてAFがズレることがあります。

大枚叩いているのにこれかよ!

とか

量産品だからしかたがないよね~

とか

何それ?気にならないよ?

とか

拡大して見ないし、L判プリントサイズで良ければいいじゃん。

など意見は様々でしょうが、自分は気になります。
トリミングすることもありますしね~

職業柄、機械組立精度の問題には悩まされる立場なので
製品の個体差によるAFズレはしかたがないと考えています。
設計公差、組立精度、環境、作業者スキル等を積み上げると必ずズレは発生します。
絶対にズレないようなカメラとレンズを作ろうとすると
一般人には簡単には買えない価格設定になるでしょう。

気にならない人はF値が高い(被写界深度が深い)状態や
等倍鑑賞しないとかL版サイズでしか見ないとか
被写体との距離が離れての撮影が多いのかもしれません。

自分の場合は環境によりますがF4よりF値が低ければズレが気になるようです。

勿論、撮影者の体が動いたり被写体が動いたりしてズレる場合も多々ありますが

かなりの頻度で同じ調子でピンがこないと流石に…

ということで、自分でピント調整を行うことにしました。

残念ながらカメラによってはこのような調整機能が無い場合があります。
その場合はメーカーに出して調整するしかないですね。
有償無償はメーカーによりけりのようですし
個体精度やレンズとの相性により完璧に調整しきれない場合もあるようです。

※自分で行うピント調整について
 ちゃんとした手順や理解で行わないとピントが余計にズレる事になりますので注意。
 多分に我流な点があるので真似するにも自己責任でお願いします。

必要機材
・水平が出せる安定した台
 テーブルでも三脚でもみかん箱でも…
・水準器
 iPhoneなどにあるアプリでもOK
・アジャスト用の被写体
 SpyderLENSCALなど市販品もありますが、
 Web上にそれ向けの印刷紙データもあります。
 垂直な平面が出せる箱と厚みの少ない定規でも可
 箱は単色だとAFし辛いのでシールかペンで適当に模様を付けると良いです。
 若しくは細かな文字が印刷されている紙を貼り付けても良いです。
・カメラとレンズ
調整したい機材を用意します。

手法
1.水準器で台とカメラの水平を出します。
  定規の位置はピントをあわせる箱の垂直面の延長線上に適当な目盛がくるようにします。
  これで水平な台に垂直な平面が用意できました。
  今回はSpyderLENSCALを使います。
  水準器や三脚用の穴も付いていて便利なアイテムです。

2.カメラを1.で置いた箱に対して正対するように水平に設置します。
  定規と垂直面の接点のすぐ脇の平面にファインダー中心のAFポイントを持ってきます。
  調整のために何度も撮影しますので動かないようしっかりと固定します。
  距離は数メートル、よく撮影する被写体までの距離がいいとか悪いとか。
  大事なのは定規の目盛や箱の文字を画像拡大で確認できるかどうかですね。
 部屋や敷地のサイズと相談してください。

3.箱の垂直面にAFでピントをあわせて、F値開放で撮影します。
  できればミラーアップ撮影かつレリーズケーブルを使用して
  極力振動を拾わないように心がけてください。
  ピントリングを「近」側にずらしてAFして一枚、「遠」側にずらしてAFして一枚。
  ズームレンズならテレ端ワイド端の両側でこれを撮影します。
 「近」「遠」の意味合いは合焦精度そのものがどうかを見極める為です。
  ※F値を絞って撮影すると被写界深度が深くなりピント中心が分かりにくくなってしまいます。

4.画像を拡大して確認します。
  ジャスピンなら垂直面の延長線上にある目盛にピント中心がきます。
  若しくは箱の文字が滲みません。
  ずれているなら上記の目盛以外にピント中心がきます。
  若しくは箱の文字が滲みます。
  PCに接続しつつ画面表示させるほうがより詳細にチェックできます。

5.カメラの調整機能を使って微調整します。

6.再び撮影します。
 あとは納得するまで3.~5.の繰り返し。

注意点
ズームレンズだと片側の端だけでピントを追い込むと逆側の端でズレが酷くなる場合もあります。
なので両端で許容できる調整ポイントを探るしかありません。
あとは被写体までの距離によってもピントがズレる可能性がありますが
今回はそこまで確認できていません。
なので上記で調整してもよく写す被写体との距離で問題が解決しない場合もあります。
それ以上はメーカーに相談するか、いい個体を手に入れるまで買い換えるか…

調整結果
EF35mm F2 調整前 奥の5辺りにピントがあり、かなり後ピン状態です。
Img_3837

調整量-10 ほぼ0にピントがきています。
Img_3843

EF28mm F1.8 調整前 奥の2辺りにピントがあり、後ピン状態です。
Img_3978

EF28mm F1.8 調整量-19 調整範囲ギリギリでピントが調整できました。
Img_3985

EF16-35 F2.8L 調整前 微妙に前ピンになっています。
Img_3844

EF16-35 F2.8L 35mm調整量+1 ほぼ0にピントがきています。
Img_3968

16mm +1,35mm -5 が各々ベストな調整量。

EF70-200 F4L IS 調整前 奥の2辺りにピントがあり、後ピン状態です。
Img_3872

EF70-200 F4L IS 70mm調整量-10 ほぼピントがきています。
Img_3956

EF70-200 F4L IS 200mm調整量-10 ゼロより少し後ろにピントがきています。
Img_3957
ちなみに
70mm -5,200mm -19 が各々ベストなので-10は妥協点です。

1DXのテレ端ワイド端各々設定できるズーム用アジャスト機能が羨ましいです。

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